妊娠中の緑茶はダメ?カフェインが赤ちゃんに与える影響は?
こんにちは!
無農薬茶の杉本園の跡取り息子エイゴです。
実はこの記事を書こうと思った理由は自分がパパになるからです!
40手前で何とか結婚でき、子宝にも恵まれました。
子供にもいつか家のお茶を飲んでもらいたいなぁ〜と思っています。
が、あれ?カフェインっていつから摂取して良いんだっけ?
あれ!?なんか怖い!
自分はお茶農家だけど、正直お茶についてあまり詳しくない!
凄く気になる!
…となって、茶雑誌やネットの記事を読み漁りまとめてみました。
参考になれば幸いです。
この記事の内容
今まで飲んでいたものをいきなり止めるのはキツいですよね。
緑茶にはカフェインが含まれておりますが、結論から言えば飲み過ぎなければ飲んでも大丈夫です。
カフェイン摂取の注意点は?
カフェインは決して有害な物質ではありません。
古来からお茶やコーヒーなどで摂取されてきた有益な成分です。
大きな作用として「覚醒・興奮作用」「脂肪燃焼作用」「利尿作用」などの効果があります。
ですが、薬も飲み過ぎれば毒となります。
更に妊娠中はカフェインの代謝機能が低下し、2倍の時間が掛かると言われています。
摂取量を守らないと身体へ、そして赤ちゃんへの悪影響が考えられます。
赤ちゃんへの影響は?
妊娠中にカフェインを過剰摂取すると、血管が収縮して胎盤に流れる血液量を減少させます。
そうなると、赤ちゃんの発育を阻害して低体重になる"可能性"があります。
赤ちゃんの発育を考えると、凄く怖くなり、緑茶は控えなきゃ!と思いますよね。
我が家もそうです。
ですが、うちの妻はお茶もコーヒーも大好き人間です。
全く飲まないのは耐えられないし、カフェインレスだと物足りない!となりました。
では、どれくらいのカフェイン量なら大丈夫なのでしょうか?
カフェイン摂取の目安量は?
では、1日どれくらいならカフェインを摂取して良いのでしょうか?
因みに日本では1日に取れるカフェインの目安摂取量が特に定められていません。
しかし、海外では様々な機関がカフェインの最大摂取量を定めています。
妊婦は世界保健機関(WHO)とカナダ保健省は1日に300mgとしています。
欧州食品安全機関(EFSA)は1日に200mgとしています。
主なカフェイン含有量
緑茶・ほうじ茶:20mg/100ml
紅茶:30mg/100ml
コーヒー:60mg/100ml
その事から緑茶はよっぽどガブ飲みしなければ摂取量を超えないことが分かります。
安心して頂けましたか?
※ここでは内閣府に設置されている食品安全委員会が公開している海外の主なリスク評価・管理機関の状況を元にして解説します。
「出典:
食品安全委員会:食品中のカフェインPDF」
…と上記まで安全性について書いてきましたが、ココからは実践編!
カフェイン摂取量を減らすお茶の淹れ方について解説していきます。
淹れ方は2種類!水出し茶と氷水出し茶です。
あ〜冷茶ね!と思った方、ハズレです。
冷茶はお湯で淹れたお茶を冷やしたお茶を指します。
今回は最初から冷たい水で淹れていきます。
なぜ水で入れるのかというと、カフェインはお湯で抽出されやすく、水だと抽出されにくいからです。
80℃で2分入れたお茶のカフェイン量を100%とすると…
水出し茶は60分で約50%、氷水出し茶は60分で約20%とかなり減っています。
※詳しくは下記↓の出典をご覧下さい。
「出典:
農研機構:なるほど・ザ・水出し緑茶 ! 」
水出し茶の淹れ方
1.水出しポットに茶葉を10g入れる。
2.水を入れる。
3.冷蔵庫で1〜2時間待ったら完成。
氷水出し茶の淹れ方
1.急須に茶葉を10g入れる。
2.氷を入るだけ入れる。
3.茶葉が浸るだけ少量の冷水を入れる。
4.氷が溶けるまで待ったら完成。
※氷水出し茶は撮影してないので、下記のチャンネル様の動画を使わせてもらってます。
「動画:
あなたの心のお茶処〜喫茶こまちの星読み禅茶ンネル〜」
自分的:緑茶の淹れ方&飲み方
1.水出しポットに茶葉を10g入れる。
2.氷をポットの1/3程入れる。
3.水を入れる。
4.冷蔵庫で1〜2時間待つ。
5.ポットを軽く揺すり平均的にする。
6.電子レンジor鍋などで温めたら完成。
氷水出しの方がカフェインは少ないですが量が出来ません。
なので上記二つの淹れ方を合体させ、なるべく冷やしながら緑茶を抽出させます。
出来上がった緑茶は冷たく、身体へ負担になるので温めます。
温める時は茶葉を取り出して下さい。
入れたままだと温めている間にカフェインが一気に増えてしまいます。
水出しのお茶を温めるとカフェインが少ないので、香りや渋味は少し少なめに感じます。
ですがその分スッキリとしたお茶になるので飲みやすいと思います。
1.カフェイン量をしっかり守れば緑茶を飲んでも大丈夫。
2.カフェインの過剰摂取は、赤ちゃんの生育に悪影響がある。
3.水出しや氷水出しで作れば更にカフェインが減るので、それを温めて飲む。
以上です。
体調が悪い日や、ドクターストップの時はもちろん飲むのを止めて、自分の身体と相談しながら妊娠中の緑茶ライフを楽しんで下さい。