授乳中にカフェイン入りの緑茶を飲んだら赤ちゃんに影響はある?
こんにちは!
無農薬茶の杉本園の跡取り息子エイゴです。
この記事を書いてる時点(2022年11月)で、妻は妊娠9ヵ月。
そろそろ出産後の事も考えていかなくては!という時期に入ってきました。
妊娠中は摂取量を守りながら、お茶&コーヒーを楽しんだ妻。
出産後はどのように過ごせば良いのでしょうか?
今回は授乳中のお母さんに向けて書いてみました。
参考になれば幸いです。
この記事の内容
妊娠中でも摂取量を守れば、緑茶は飲んでも大丈夫でした。
その中には気を付けて飲まなかった方や、体調が悪く飲めなかった方も居ると思います。
出産後、コレで好きに飲み食いが出来る−!と喜んだお母さんも居ると思います。
でもこれから始まるのが授乳期間です。
赤ちゃんがおっぱいを飲んでる間は、あれはダメ!これもダメって聞きますよね。
では授乳期間中、お茶を飲みたい場合はどのようにすれば良いでしょうか?
カフェイン摂取の注意点は?
カフェインは決して有害な物質ではありません。
古来からお茶やコーヒーなどで摂取されてきた有益な成分です。
大きな作用として「覚醒・興奮作用」「脂肪燃焼作用」「利尿作用」などの効果があります。
ですが、薬も飲み過ぎれば毒となります。
授乳中はカフェインの過剰摂取をすると"母乳の出が悪くなる"ので注意が必要です。
更に赤ちゃんへの悪影響も懸念されるので注意が必要です。
赤ちゃんへの影響は?
摂取したカフェインは母乳を通して赤ちゃんへ約0.06〜1.5%移行し影響を与えます。
カフェインの濃度は接種後、30分〜2時間で最大となり、その後2〜8時間かけて半減していきます。
しかし、赤ちゃんの場合は代謝機能が低い為、更に時間が掛かります。
米国疾病予防管理センターの調べでは母親のカフェイン摂取量が非常に多い場合、赤ちゃんは神経過敏になり寝付きが悪くイライラが増えるとされています。
そんなこと書かれたら飲むのが怖い!となりますが大丈夫です。
カフェインは摂取量を守れば、赤ちゃんへの悪影響は及ぼさないとしています。
カフェイン摂取の目安量は?
では、1日どれくらいならカフェインを摂取して良いのでしょうか?
因みに日本では1日に取れるカフェインの目安摂取量が特に定められていません。
しかし、海外では様々な機関がカフェインの最大摂取量を定めています。
妊婦は世界保健機関(WHO)とカナダ保健省は1日に300mgとしています。
欧州食品安全機関(EFSA)は1日に200mgとしています。
主なカフェイン含有量
緑茶・ほうじ茶:20mg/100ml
紅茶:30mg/100ml
コーヒー:60mg/100ml
その事から緑茶はよっぽどガブ飲みしなければ摂取量を超えないことが分かります。
安心して頂けましたか?
※ここでは内閣府に設置されている食品安全委員会が公開している海外の主なリスク評価・管理機関の状況を元にして解説します。
「出典:
食品安全委員会:食品中のカフェインPDF」
…と上記まで安全性について書いてきましたが、ココからは実践編!
カフェイン摂取量を減らすお茶の淹れ方について解説していきます。
淹れ方は2種類!水出し茶と氷水出し茶です。
あ〜冷茶ね!と思った方、ハズレです。
冷茶はお湯で淹れたお茶を冷やしたお茶を指します。
今回は最初から冷たい水で淹れていきます。
なぜ水で入れるのかというと、カフェインはお湯で抽出されやすく、水だと抽出されにくいからです。
80℃で2分入れたお茶のカフェイン量を100%とすると…
水出し茶は60分で約50%、氷水出し茶は60分で約20%とかなり減っています。
※詳しくは下記↓の出典をご覧下さい。
「出典:
農研機構:なるほど・ザ・水出し緑茶 ! 」
水出し茶の淹れ方
1.水出しポットに茶葉を10g入れる。
2.水を入れる。
3.冷蔵庫で1〜2時間待ったら完成。
氷水出し茶の淹れ方
1.急須に茶葉を10g入れる。
2.氷を入るだけ入れる。
3.茶葉が浸るだけ少量の冷水を入れる。
4.氷が溶けるまで待ったら完成。
※氷水出し茶は撮影してないので、下記のチャンネル様の動画を使わせてもらってます。
「動画:
あなたの心のお茶処〜喫茶こまちの星読み禅茶ンネル〜」
自分的:緑茶の淹れ方&飲み方
1.水出しポットに茶葉を10g入れる。
2.氷をポットの1/3程入れる。
3.水を入れる。
4.冷蔵庫で1〜2時間待つ。
5.ポットを軽く揺すり平均的にする。
6.電子レンジor鍋などで温めたら完成。
氷水出しの方がカフェインは少ないですが量が出来ません。
なので上記二つの淹れ方を合体させ、なるべく冷やしながら緑茶を抽出させます。
出来上がった緑茶は冷たく、身体へ負担になるので温めます。
温める時は茶葉を取り出して下さい。
入れたままだと温めている間にカフェインが一気に増えてしまいます。
水出しのお茶を温めるとカフェインが少ないので、香りや渋味は少し少なめに感じます。
ですがその分スッキリとしたお茶になるので飲みやすいと思います。
1.カフェイン量をしっかり守れば緑茶を飲んでも大丈夫。
2.カフェイン濃度のピークは摂取後30分〜2時間。2時間後から半減していくので、授乳前より授乳後に緑茶を飲む。
3.水出しや氷水出しで作れば更にカフェインが減るので、それを温めて飲む。
以上です!
基本的に妊娠中の時とそこまでの差は無いと思います。
ですが飲むタイミングによって影響が変わってきます。
参考になったら幸いです。