父が無農薬栽培を始めた理由は?
この記事の内容
父が無農薬を始めたのは安全なお茶を飲んでもらいたいから!
・・・では無い!
自然環境への影響や、エコやSDGs的な事を考えたから!
・・・でも無い!
正解は・・・
農薬を浴びたくないから!
農薬の一番の被害者は農家だ!と父はよく言っています。
数千倍に薄める原液を常に扱い、散布時は風向きによって散布した農薬を浴びることもあります。
でも、農薬や化学肥料の"おかげ"で収入が増えた祖父の代の人達からすれば、無農薬なんて罰当たり!
農家が農薬を使うのは当たり前!
そんな頃に無農薬を始めた父。
村八分は当たり前…
無農薬を始めた頃
朝早くから父は祖父母と大喧嘩!!それが毎日続きました。
今でこそ有機栽培や無農薬などは浸透していますが、父が始めた頃一般的ではありませんでした。
我が家は代々農家なので、祖父母の代まで普通の農家でした。
そんな中で現れた父。
大学を卒業すると、今でいう所の減農薬・有機栽培を始めました。
そこから無農薬・有機栽培となり、自然栽培へとなっていきました。
今に至るまでには数多くの苦労を重ねてきたけれど、父は絶対に諦めませんでした。
自分の記憶を呼び起こすと…
無農薬を始めた30年前…当時、自分が小学生の時は休日の昼食時しか父と会いませんでした。
その時の父は昼間は農作業をして、夜は会社勤めのハードモード!
子供の自分達が起きる前に畑へと出掛け、眠った後に帰って来ていたらしいです。
その為、父の存在はとても薄かった…
※父曰く、自分達の寝顔を見てたから会ってた気になっていたとか…
揺るがなかった父
因みに父が苦労をしていた時期、お茶業界はとても景気が良くて、凄く儲かっていました。
農家は貯金額が一千万円以上↑が当たり前の時代でした。
何故、無農薬に拘るのか?
何故、皆と同じ様に作らない?
と何度も言われてきた父。
それでも
「家族に農薬を浴びせたくない!」と絶対に諦めませんでした。
家族を守るために始めた無農薬。
今ではお茶を飲んでくれるお客様との繋がりも増えました。
農作業を通じて自然環境のことを考える様になりました。
だけど無農薬茶の杉本園の始まりは
"大切な家族の安全"です!
息子としては感謝感謝です!
今回はInstagramに投稿した内容を記事にしました。
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