お茶月通信:2024年3月編
この記事の内容
段々と暖かい日が多くなってきていますが、朝晩はまだまだ冷えますね。
花粉の飛散もあり、花粉症の方は大変な時季かと思います。
花粉症に良いとされている「べにふうき」は杉本園ではパウダータイプとティーバッグタイプの2種類を用意しています。
まだ試したことのない方は是非一度お試し下さい。
熱湯で入れて沢山飲むのがポイントです。
ただやけどには十分気をつけて下さい。
お客様の中ではこれでかなり楽になったというお声を聞くこともあり、自分たちの作ったお茶がお役に立てば本当に嬉しい限りです。
そんな杉本園のお茶作りの基礎を築いてくれた"祖父"伊三郎が2月にこの世を去りました。
97才の大往生でした。
若い頃には高等農林学校で番長をやっていたり、終戦間際に兵隊に行ったり、戻ってからは現在のお茶畑の開墾に精をだしていました。
また力自慢で町内の運動会で俵一俵を担いでのレースでは、ひょいと持ち上げそのまま一等賞を取っていたようです。
息子や孫が二人がかりで持てなかった大きな石を一人で動かしたり、そのおかげで腰を悪くしたりとハチャメチャでした。
一度怒り出すと手が付けられなかったようですが、孫達には本当に優しい(甘い)じいちゃんでした。
そして無農薬栽培を父が始めたときには大反対で毎日大げんかでした。
始めた頃は近所の人達からの苦情も受けてくれて、辛い思いもしてきたのだと思います。
それでも年老いても見栄っ張りなじいちゃんは「畑に草が生えていては恥ずかしい!」と、ばあちゃんと一緒に畑の草取りを毎日やってくれました。
徐々に無農薬のお茶が認知されて売上が伸びてきた頃には、これで良かったんだなとニコニコしていました。
お電話やメッセージで祖父の様子を聞いて下さるお客様も沢山いらっしゃいました。
多くの人に愛された良い人生だったんじゃないかと思います。
三男:真理
三男の真理(シンリ)です。
電話の対応やメールでの返信等は杉本園の一番上手!
パートさんとお茶の袋詰めに、長男のお茶作りをサポートと大忙し!