お茶月通信:2024年5月編
この記事の内容
新茶の時季は晴れた日の牧之原台地は新緑に輝いています。
私の一番大好きな風景です。
それも日にちが経つにつれ、家の畑と慣行栽培の周りの畑との色の違いがはっきりしてきます。
慣行栽培の畑は新茶直前に芽を早く出し,早く伸びるように通称"芽出し"という化学肥料をまきます。
即効性がある肥料なので、お茶の芽は早く出てグングン伸びます。
葉の色もすぐに濃い緑色になっていきます。
家の畑はいつまで経っても新緑の色が続きます。
慣行栽培の畑との違いがっくっきりとわかるのもこの時期の特徴です。
また、慣行栽培の畑は自然のペースより早いので遅霜の害にあいます。
そのため防霜ファンで遅霜からお茶の芽を守ります。
家は本当に自然のペースに任せたいので防霜ファンも取り外しました。
今年は気候も不安定でしたが、例年通りゴールデンウイーク中には始められそうです。
そのようなわけで世間は新茶の収穫葉ほとんど終わってしまいましたが、杉本園は5月末から6月上旬と他より遅れて終わります。
「まだかな〜」と、お待ち頂いていたかと思いますが、出来次第順次発送をさせて頂いています。
一年で一番忙しいこの時期ですが、今年は元気いっぱいの孫がいます。
足もつきチョコチョコ歩き回っています。
足下のホコリを食べたり周りの物に手を出したりと目が離せません。
長男夫婦もあれやこれや考え、周りの人達の手を借りながらなんとか乗り切ろうと試行錯誤です。
「これも幸せなバタバタだね」と、主人と思わず微笑んでいます。
大変お待たせしましたが今年のお茶を飲んでみてください。
いつもありがとうございます。
母(お婆ちゃん):伴子
母の伴子(トモコ)です。
実は一番の苦労人!?で家族のまとめ役です。